貸切バスは上手に使うことで多くのメリットが期待できます。
どういったときに活用すれば良いのかよく分からないという人もいるかもしれません。
利用シーンとして多いのが、個人法人での団体旅行です。
そのほかにも学生の修学旅行や遠足も、バスを貸し切るケースがよく見られます。
社員旅行やサークル合宿、部活の遠征試合の送迎に使うこともあるでしょう。
送迎では、冠婚葬祭で駅から会場や斎場までが離れている場合に貸切バスにて移動することもあります。
人数さえ集まれば、バスを貸し切って動くほうがお得な面は多々あると言えます。
バスの大きさもマイクロバスから小型バスまでタイプは多種多様です。
背が高くで見晴らしの良いハイデッカーバスと呼ばれる車種も、貸切での旅行には人気があります。
通常の車よりも車窓からの景色が見えやすいです。
バス会社と相談して、利用人数や目的、予算に合わせて適したバスを選び上手く活用したいものです。
乗車してしまえば目的地まで乗り換えなしに辿り着く
そんな貸切バスのメリットについて、具体的に見ていきましょう。
まず挙げられるのが、乗車してしまえば目的地まで乗り換えなしに辿り着くことです。
公共機関を使っての移動は、乗り換えをすることがとにかく苦痛という人も多いのではないでしょうか。
乗り換えは面倒な上に、車両を待たなくてはいけません。
交通事情などによっては車両が遅延することもあります。
しかしながら貸切バスであれば目的地まで直行なので、そうした手間やストレスを感じずに済むのです。
途中でトイレ休憩やサービスエリアには寄るので、お土産も買えて便利です。
荷物がたくさんあっても預けたままなので身軽なのも助かると言えます。
例えば部活動の遠征合宿などは、道具や着替えなど大荷物になります。
それらを抱えて公共機関を乗り継いで目的地まで行くのは大変です。
けれどもバスを貸し切れば、バスの収納スペースに大きなバッグも預けることができます。
ボールなどがあってもそこに仕舞えば邪魔になりません。
お土産をたくさん買ったとしても、預けておけるので気が楽です。
公共機関を乗り換えて動くよりも賃金が安く済む可能性が高い
次に挙げるメリットは、公共機関を乗り換えて動くよりも賃金が安く済む可能性が高いことです。
料金に関しては勿論ツアープランなどにもよりますが、たくさんの人数で利用すれば公共交通機関よりもお得です。
貸切の場合は、借りるバスの大きさと走行時間や距離で料金設定が決められています。
賢く使えば、交通費の節約になるケースも多いのです。
マイカーでガソリン代や高速代を払って移動するよりも割安になることもあるでしょう。
車内でリラックスしてくつろげる
さらに魅力なのは、やはり車内でリラックスしてくつろげることです。
いつもマイカー移動で運転手役の人は特に、運転手に任せてのんびりと過ごせることは幸せではないでしょうか。
運転中は気も張るものですが、自分が運転しなければ良いとなるといつもと違って車窓からの景色もじっくりと見ることができます。
何より飲酒できることも、お酒好きな人にとってはこの上ない魅力のはずです。
自分が運転する場合はアルコールを飲みたくても我慢しなければいけないですから、自由にいつでも飲めるのは大きなメリットと言えそうです。
旅行会社によっては、団体客でのオリジナルの貸切プランを計画可能な所もあります。
一般ツアーではほかのお客さんに気を遣うことも多いかもしれません。
そんなときは貸切バスにすれば、気の知れたみんなで和気あいあいと気楽に旅行や遠征に迎えます。
ルート設定も思いのままにできる点も、身内でバスを貸し切る魅力です。
自由な旅プランで、よりいっそう充実した時間を過ごしたいものです。
貸切バスを利用する場合のポイント
こうした貸切バスを利用する場合には、移動ルートや目的地などを定かにした上で早めに予約を抑えることがポイントになります。
特に大型連休中などは、人気の車種タイプは早くに予約が埋まってしまうことも多いです。
また打ち合わせをする際は、宿泊先や昼休憩飲食店、土産店やテーマパークなどと連携を取ってチケットを準備しておくのも良い手です。
当日入場券を買うなどの好意はバタバタしてしまいます。
先に必要なチケット類を用意しておくことで無駄な時間ロスを防げますし、スポットによっては割引を受けることができる所もあります。
そうした割引特典も、事前にバス会社や旅行会社、各店舗に確認して上手に組み込むようにしましょう。
車内では、いくら身内との同席であってもマナーを守り皆が快適に過ごせるための心がけも忘れてはなりません。
必要以上に大きな声で喋ったり、アルコールで悪酔いしたりするのは、周囲に迷惑をかけるので控えるようにします。
携帯電話もマナーモードにしておけば安心です。
夜間も移動する場合は特に、寝ている人の睡眠の妨げにならないように気を付けましょう。
まとめ
トイレ休憩や土産店などに寄ったときには、出発時間までに必ず車内に戻ってくることも基本的なマナーです。
マナーを守ることで皆が楽しく旅することができます。