最終更新日 2024年10月2日 by ooddee
Gマークは貨物自動車運送事業安全評価事業のことであり、国土交通省が始めた制度で利用者が安全性の高い事業者を選ぶ際に役立ちます。
輸送で安全を確保することに対して積極的に取り組んでいる事業所を認定する制度ですが、簡単に取得するわけではなく条件を満たし認められる必要があります。
全日本トラック協会が評価項目を設定
全日本トラック協会が評価項目を設定しており、同機関内の安全性評価委員会で認定を行っており、申請するためには運輸開始から三年経過していることや、配置する事業用自動車が五台以上あることが条件となっています。
それだけではなく、虚偽の申請や不正な手段で申請が却下されてしまっていたり、評価の取消しを受けてしまった場合には、当該却下か申請年度後二事業年度を経過している必要があるなど条件が追加されるので気を付けましょう。
Gマークの認定の申請について
Gマークの認定の申請は、都道府県トラック協会に申請をすることで申請書や必要な資料は、全日本トラック協会に送付されます。
安全評価委員会では、Gマークの基準を満たしているのか評価され、クリアして初めてマークを取得することができるという流れです。
もちろん必ずしも取得していなければならないというわけではありませんが、取得していることによるメリットは多々あることは間違いありません。
違反点数の消去やIT点呼の導入、点呼の優遇を受けることができたり、安全性優良事業所表彰や補助条件の緩和、基準緩和自動車の有効期間の延長などの利点があげられます。
Gマークを取得している営業所の事故の割合に関して
運送業に関してはいかに安全かという点が信頼につながり、ビジネスにも直結するポイントとなってくるのでマークを取得しておくことによるメリットはかなり大きいと言えるのではないでしょうか。
Gマークを取得している営業所の事故の割合に関しては、未取得の営業所と比較すると半分以下になっているという点も、信頼につながっているポイントとなっています。
近年ではマーク認定を受けた運送会社としか取引をしない会社も増えており、マーク取得はビジネスに大きな影響を与えることが増えていることは確かです。
まとめ
運転者への指導教育を始めとした安全性向上に対する取り組みをする必要があるので手間がかかったり、認定申請のためには資料作成をしなくてはならないなどの手間はありますが、先のビジネスを考えるのであれば取得しておいたほうが利益が大きくなる可能性が高く、取得して損をすることはないので悩んだ際には取得するようにしましょう。